私大薬学部・薬科大学―データリスト|薬剤師の初任給が知りたい

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薬剤師の初任給を比較!どの職種が高い?

薬学部を卒業し、無事に薬剤師国家試験に合格した薬剤師の皆さん。これから社会人としての一歩を医療業界でスタートするわけですが、初任給って気になりませんか?自分が一生懸命は働いた対価ですから、気にならない人はいないはずです。

当サイトでは、各職種(薬局、病院、ドラッグストア、製薬会社)に就職した薬剤師の初任給をグラフにまとめてみました。これから就職活動を行う就活生、薬学部を目指す受験生は要チェックしてください。

なお、各グラフは"薬剤師が初任給を得た全体の中のベスト5に注目して作成"しています。(グラフ内の「%」は、各職種全体の中の人数の割合)

※データは「平成30年3月 薬系大学卒業生・大学院修了者就職動向調査の集計報告(一般社団法人薬学教育協議会)」を参考

薬局に就職した薬剤師の初任給
(平成30年3月卒)
薬局の薬剤師の初任給は?

薬局に就職した薬剤師の初任給で最も多かったのは『26万円~28万円(27%)』、その次は『30万円以上(26%)』と続きます。
平均的な初任給ですが、エリアによって差はありますが、月収26万円前後で、年収は400万円前後。地域密着の店舗だと初任給は高めになり、都市的地域から離れた山間や離島であれば年収500~600万円以上になることもあります。ちなみに、昨年は24万円~26万円が最も多く、全体的に初任給額が増加している傾向が見られます。

病院・診療所に就職した薬剤師の初任給
(平成30年3月卒)
病院の薬剤師の初任給は低い?

病院・診療所で就職した薬剤師の初任給では『20万円~22万円(40%)』が最も多く、その次は『22万円~24万円(34%)』と続きます。
平均的な初任給は月収20万円~25万円程度で、年収は300~350万円程度。院内薬局の薬局長になると年収が上がることもありますが、一般的な小さい病院の薬剤師はなかなか給料が上がりにくいと思います。

ドラッグストアに就職した薬剤師の初任給
(平成30年3月卒)
ドラッグストアの薬剤師の初任給は高い!しかし長い目で見ると…

ドラッグストアで就職した薬剤師の初任給では『30万円以上(68%)』と最も多く、その次は『28万円~30万円(13%)』と続きます。
平均的な初任給は、運営する企業にもよりますが、月収30万円前後で、年収は350~450万円程度。全国転勤可能かどうかで給与は変動します。男性は遠距離に転勤・配属されることが多いと思ってください。

製薬会社に就職した薬剤師の初任給
(平成30年3月卒)
製薬会社の薬剤師の初任給は低い。だが30代で年収1000万円も夢じゃない!?

製薬会社に就職した薬剤師の初任給では『24万円~26万円(53%)』と最も多く、その次は『22万円~24万円(22%)』と続きます。
平均的な初任給は月収25万円前後で、年収は300~350万円程度。年収は研究・開発職や営業・マーケティングなどの職種によって大きく変わり、30代前半で昇給率・残業代などで年収1000万円になることもあります。

いかがでしたでしょうか。薬剤師の初任給だけで比較すると、最も高額な順位から、ドラッグストア、調剤薬局、製薬会社、病院・診療所、となりました。各グラフを見ると、初任給で一般的なサラリーマンを超える業種もあり、専門職の強さが分かりますね。

ただ、今回は初任給で比較していますので、スタートの収入が低くても昇給や役職に就くことによって年収は大きく変わってきます。初任給は数値も含めて参考程度にしておいてください。

なお、薬剤師の平均月収と年収を知りたい方は『職場・年齢・場所で比較!薬剤師の平均年収ランキング』をご覧ください。

薬剤師の初任給で確認すべきこと

願わくば、誰でも初任給・年収は高い方がいいですし、賞与も貰えるならとことんほしいと思いますよね。そんな高い初任給を求めるあなたに、もしかしたら初任給が平均より少しアップするかもしれない確認方法を教えます。求人票の募集欄でよく見る「手当」です。

企業によって手当はさまざまですが、資格手当、職能手当、通勤手当、地域手当、残業手当など。手当だけで毎月10万円は変わってくるとしたら、年間で計算すると120万円!少し極端かもしれませんが、それほどの差が出てきます。また勤務先によっては、"家賃手当"や"奨学金補助(成績優秀者のみ)"なども。手当は細かくチェックしておきましょう。

もう1つ、初任給が高いドラッグストアには注意しましょう。
上記のグラフでも初任給で『30万円以上』と最も多かったのですが、もしドラッグストアで薬剤師として働きたいのであれば、調剤併設型の店舗を選んだ方が良いでしょう。一般医薬品(OTC医薬品)だと接客・販売がメインとなり、調剤の経験がないまま40代になると転職の幅が限られてきます。ご自身の数年後の将来・キャリアを考えれば調剤業務は必須ですし、経験を積めば月収・年収もおのずと上っていくと思いますよ。

管理人は現役の薬剤師

当サイトの管理人

薬学部を卒業後、薬剤師として5年間働くが職場に馴染めず、体調を崩して退職。約1年間の自宅療養の後、薬剤師として復帰。自分と同じように薬剤師復帰を目指す人や、薬剤師になりたい学生・受験生を応援するべく情報を提供してます!

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